西茶屋街に突如現れた高級チョコ専門店。オープン当初から県の内外問わず注目を集めていました。ただ最初は営業方針がブレブレで、スタッフのバタつき感じも否めなく、批判的な口コミが多かったのも事実です。
それが落ち着いた頃に何度か行くようになり、高級感溢れる店内とスイーツ、丁寧なおもてなしに大変満足していました。
ただ直近の訪問で気になることが。
ショコヌスコを頼もうとしたら、ショコヌスコと抹茶ホワイトチョコレートケーキのハーフ&ハーフしかできないとのこと。以前は単品でも頼めたのに、今回はこのセットの一択に変わっているのです。
聞いたところ金沢らしさを演出するための“市松模様スタイル”らしいです。趣旨は理解できます。また、初訪問の客には両方味わえてお得感もあるでしょう。
だが出来れば単体でもオーダーできるようにしてもらいたいです。なぜならショコヌスコと抹茶ホワイトチョコレートケーキ、正直完成度に差があります。もとい、あり過ぎます。
ショコヌスコはここだけ感・オリジナリティー感がハンパないですが、抹茶ホワイトチョコレートケーキはホワイトチョコレート風味が強く、家で食べたことのあるような凡庸な仕上がりです。
一緒に出すことで、よりそのレベルの差が際立ってしまいます。決して抹茶ホワイトチョコレートケーキが悪いというわけではなく、隣が素晴らしすぎてしょぼく見えてしまうということです。
リピーターからしてみればお得感どころか「割高感」を覚えます。
コンセプトを発信していくことは大事ですが、あまり店の自己主張を押し付けるのは単なるエゴになりかねません。
客に選ばせてほしい、この点だけ改善を望みたいです。
追記:平成30年3月18日をもって閉店となりました。