近江町市場からは少し離れていますが、飲食店業界からも評判の高い、隠れた実力店がこちらの大國鮨さんです。明るい大将と女将さんが迎えてくれます。
柿木畠の繁盛居酒屋、いたるのマスターとも古くからのお知り合いだそうで、まだいたるさんがお店を始める前から親交があったというから驚きです。
セットは松竹梅の３つがあり、普通は松＞竹＞梅のランクだと思うのですが、大國鮨さんでは松（1,050円）＜竹（2,100円）＜梅（3,150円）となっています（松は平日のみ）。なんでなんだろうと特上の梅をいただきながら考えることにしました。
鯵とノド黒の炙り ノド黒最高！！
ひらめとガンド
お椀
中トロ炙りと海苔を巻いていないウニの炙り
甘海老と北陸の宝石・白海老
ホタルイカと煮あなご あなごが自信作らしく、ふわっふわでした。
蟹と蟹ミソの手巻き
ほかに梅貝、シロ貝（万寿貝）もあったのですが、写真を撮り忘れる痛恨のミス。それほど食べるのに夢中になってしまいました。これだけ華やかなお寿司が3,150円とは恐るべきコスパの高さです。
そして梅が一番の理由。。もしや加賀百万石の礎・前田家の家紋が梅鉢だからでは、と閃いた私はその旨大将に伝えると、大将は一瞬目をキッと光らせ、これは当たったなと思ったのですが、
「そんな理由だったらカッコいいんだけどね。」
と、不正解でした。聞くところによると大将の修行先が梅・竹・松の順の値段設定だったようで、ご自身も自然とそうなってしまったとのことでした。
そんなお茶目な大将ですが、評判どおりの美味しさでした。しかもリーズナブル。相方は小松弥助さんの大ファンの困ったグルメさんですが、ベクトルは違えどこちらのお寿司にも大変満足のご様子。金沢美食の層の厚さをまた思い知らされた一軒です。
生きることは食べること。今日もごちそうさまでした。
金沢市西町藪ノ内通31
コメント
またまた素敵なお店紹介ありがとうございますm(_ _)m
これで、3000円は、絶対お安い(*^_^*)
焼きうに食べてみたいですね(^_^)/
チェック!(^^)!
炙ると甘みが引き立つ焼きうに絶品でした＾＾
ちなみに修行先の新宿大國鮨は現在は閉店していますが有名店だったそうです。暖簾分けの際に、あの吉永小百合さんから暖簾をいただいたそうで、店内に吉永さんの名の入った暖簾が掛けられていました。
明日大国鮨さんへ行きます。と言ってもまだ予約を入れていませんが、、、。愛知県から息子に会いがてら久しぶりの金沢です。楽しみです。
eku*e*uke*iさん
息子さんとの会食で大国鮨さん、とってもいいチョイスですね。
平日なんで予約しなくても大丈夫だと思います。
息子さんとの有意義な時間楽しんでください！
３度目の大国鮨訪問。大将の握るお鮨は口の中に入れるとほろりとほどける具合が鮨職人の証しかと。天国に行きかけました。(笑)
お鮨一つひとつに愛情が込められているようで本当に幸せな時間でした。ご馳走様でした。
県立大に通う息子はその後夜行バスで就活のため東京へ向かいました。
社会へ出ていく一歩、がんばれー
eku*e*uke*iさん
息子さんとの会食楽しかったようで何よりです。
なかなかの食レポ上手ですよ。久しぶりに私もこちらに行きたくなりました。
大将は優れた職人なのに、思いのほか広まっていないのが不思議です。
息子さんを見送った複雑な思いが伝わってきました。
思わず自分のことを思い出しました。
私の上京時に見送りにきてくれたのは親父だけでしたが、
見えなくなるまでホームに立っていたっけ。。
返信有難うございます。ホームに立って見送って下さったお父様の話、じーんときました。
いつの世も親はおんなじですね。
来春、卒業して、社会のお役に立つのだよーと見守っています。尾山神社で手を合わせてきました。＾－＾
eku*e*uke*iさん
東京ジャングルの中で忙殺の日々を過ごしていますが、
親のありがたみはいつまでも忘れずにいたいと思っています。
尾山神社といえば、利家公の兜がデザインされた「勝守」があるくらいですから、
就活の「勝利」に御利益があるかもですね。
息子さんの内定が取れるまでご両親とも気が気でないとは思いますが、
幸い景気も上向き傾向にあるといいますし、良い就職先が見つかるといいですね。
