ひがし茶屋街より少し北に行ったところに卯辰山山麓寺院群というお寺が密集している場所があります。記録によると名君と謳われた前田家三代将軍・前田利常公のもと整理が行われたようです。
金沢は戦災に遭わなかったことから昔からの街並みがそのまま残っているところが多く、古い建物や小さな道をたくさん観ることができるのが金沢の魅力でもあります。
ここ卯辰山山麓寺院群もそんな藩政時代にタイムスリップしたかのような景色を楽しめることができます。
桜の時期も散策し、古寺と桜のコラボをこれでもかというほど満喫したのですが、水墨画の世界が広がる冬もいい雰囲気出していました。
ですが曲がりくねった小路を進んでいると方向感覚がおかしくなり、地図を片手に歩いていてももれなく迷います。
ですが迷っても思わぬ発見があったり、地元の方に道を聞いて触れ合ったりすることができるのでそれもまた乙なものです。
金沢観光ではかなりマニアックな部類に入りますので観光客は皆無ですが、妙に心落ち着くものがある隠れた観光名所です。心の洗濯をしたいときなどいいかもしれませんね。
光覚寺
庭園が綺麗らしいのですが、見学不可なのが残念です。
心蓮社
市の名勝に指定されている遠州流の庭園が見事の一言につきます。見学OKの開かれたお寺で春の風景もよかったのですが、まさに水墨画を観ているようなこの時期も見応えたっぷりです。
こんな小路も味があるなぁ。
本光寺
山門が金沢市の文化財に指定されています。
龍国寺
加賀友禅の祖・宮崎友禅斎が眠っています。赤い鳥居が連なる様は厳かな雰囲気がただよっていました。
西養寺
本堂が金沢市の文化財に指定されています。木々がたくさん生い茂っていて、新緑や紅葉の時期が楽しみなお寺です。
来教寺
大仏様がインパクトあります。六地蔵菩薩もあって学業向上・開運出世・病気平癒祈願に参拝される方も多いそうです。
蓮昌寺
山門が金沢市の文化財に指定されています。ここの一本桜は感動したなあ。
道なき道を進む。ちょっと怖いけど人があまり通っていないがゆえのミシッミシッという雪を踏みしめる音も心地良かったりします。
宝泉寺
ひがし茶屋街をはじめ金沢市内を一望できるナイスビュースポットです。寒さも忘れしばし呆然と眺めます。
ひがし茶屋街
ひとけのないひがし茶屋街が撮影できるのがこの時期の醍醐味。でも冬もいいですよ。カニや寒鰤など冬は食材の宝庫で料理人泣かせといわれるくらい食べるものも多いし。皆さんもっと金沢へ来て~!
少し寒かったけど心が洗われた良い1日でした^^